サンタ・マリアの名に誓い、すべての不義に鉄槌を!

 別の場所に投稿した内容に、若干手を入れて掲載します。
 
 JRAが、なにやら新馬戦に変な横文字名をつけてきた。
 所謂“メイクデビュー函館”等なのだけれど、英語として妙なのはこの際脇に置いておいて、そのネーミングセンスである。
 記憶に新しいところでは、二歳JpnIが妙に長ったらしい名前に変更されたりして、その価値を低めている(と思う)。
 JRAが何を目的としているのか不明なのだが、“競馬人気の復活”を目指すのであれば、大きなマチガイと断言しよう。
 競馬blogなどを読めばわかるが、最近の若者は存外日本語を大切にしているものだ。
 英語にかぶれているのは、50以上のおじさんだ。
 現代社会、そちらの方が裕福(この10年で、労働者一人当たりの年間平均所得は100万円程下がっているのだ)なのだから、その線も“アリ”とは思うが、それぢゃ今年のJRA CFは何なのよ?と言うことになる。
 
 さて、先月(だな、もう)サラブレに掲載された長谷川仁志×柏木集保対談で、“もっと競馬場へ行こう”との主旨のことが語られていた。
 言わんとすることは、わからないでもない。
 んが、ゴンドラ席で優雅に双眼鏡を覗いていて、現状の競馬場を肌で知らない人たちはそんなのもか、とも思った。
 一般人にとっては、今の中央の競馬場は、まともにレースを観戦できないことを全く知らないらしい。
 何せ、コース前の良い場所は、最前列を長いレンズをつけたカメラ野郎が朝イチから陣取っているのだ。
 レースが始まれば、彼らは一斉に機材入れの上に乗ってカメラを構えたりする。
 前を遮られ、我々にはレースなど観れたモノではない。
 んで、彼らはレースの合間は、馬券を買わずに撮った写真を印刷したものを売っていたりする。
 プリンターの技術が進歩したことがなせる技なのだが、兎に角競馬を楽しもうとする人間には邪魔なのだ。
 
 レース名に変な頭を使うより、奴らを排除する方が、よほどファンサービスになる。
 JRAも,競馬を語る人も、そう言う現実を知っておいて欲しい。
 
 今の競馬場へ行くメリットって、
 ・低画質のグリーンチャンネルでは確認できない、その競馬場の芝の馬場状態を知れる
 ・パドックで、馬の仕上がり具合をより的確に把握できる
 ・美味しいトンカツ屋で食事が出来る(阪神競馬場限定)
くらいだ。
 
 話は変わるが、中の人のかつての本拠地、梅田WINSのB館が改装で年末まで閉鎖されるそうな。
 それはわからないことはないが、梅田の馬連最少購入金額を1000円にするなよ!
 もう一度繰り返すが、この10年で、労働者一人当たりの年間平均所得は100万円程下がっているのだ。
 梅田WINSの客層を知っていれば、このような暴挙はできまい。
 自分のクビを締めているとしか、もう、思えない。